中国語を学習する上で必須である「声調」を、ふざけながら覚えようというコーナーです。
声調の習得に反復練習は不可欠です。実際に会話するときは拼音や声調など、考えなくてもすらすら出てくるぐらいのレベルを求められます。
ただ我々は外国語として中国語を学ぶので、コミュニケーションに支障がない範囲では、発音を考えながら話しても問題はないはずです。
ここでは連想ゲームのように漢字と声調を偏見と屁理屈とこじつけを総動員して、うまいこと頭にたたきこんでいきましょう。
声調をど忘れしてしまった時にもパッと出てくるキーワードがあれば、きっと役に立つ場面があるはずです。
中国語の勉強にちょっと疲れた方々の癒しになれればと思います。
ふざけて覚える声調。第18回目は「暑假と寒假」です。
まずはご覧ください。
「暑假」は夏休み。「寒假」は冬休み。という意味です。
声調を見ると、「暑」は3声。「寒」は2声。「假」は4声ですね。
ではまず、「暑」と「寒」の声調をセットで覚えてしまいましょう。
みなさん、暑いときも寒いときも空調を付けますよね。
暑いときは温度を下げますし、寒いときは温度を上げます。
声調を覚えるときも同じようにして覚えます。
ではここで、空調のリモコンを持ってきました。
電源と温度の上下しかボタンがないシンプルなリモコンです。
ところがですね、実は声調を覚えるにはうってつけのリモコンなんですね。これ。
さっそく「暑」いので空調の温度を下げます。
涼しくなりました。
偶然にも設定温度を下げるスイッチと3声の形がよく似ていますね。
続いて、「寒」いので空調の温度を上げます。
あったかくなりました。
温度を上げるスイッチは2声の形ではないですが、2声は音程を上げるので
連想させるのは難しくないですね。これは覚えやすい。
ここで気をつけたいのが、ただ単に空調の温度の上げ下げだけを考えてしまうと
「寒いときに設定温度を上げるから2声」はいいんですが、
「暑」を4声と勘違いしてしまう可能性が出てくるんですね。
なので、必ず「リモコンのスイッチ」と絡めて覚えてください。
「暑」の3声の形はスイッチに見えますが、4声はスイッチに見えませんので。
続いて「假」の声調を覚えていきます。
「假」は休み・休暇という意味です。
休みの日って、なんであんなに時間が経つのが早いんでしょうかね。
時間があっという間に過ぎ去って、1日がとても短く感じてしまいます。
おや、まてよ。声調にも「短い」でイメージできるものがあったな…
4声は「短くするどく」発音するだったな…
「假」は短い。4声も短い。これなら覚えられますね。
というわけで、今回はこうしましょう。
「暑い日はリモコンで温度を下げるから3声、寒い日は上げるから2声」
「假は1日が短く感じるから、短く発声する4声」
これなら忘れることはないでしょう。
それではまた次回。
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