中国語を学習する上で必須である「声調」を、ふざけながら覚えようというコーナーです。
声調の習得に反復練習は不可欠です。実際に会話するときは拼音や声調など、考えなくてもすらすら出てくるぐらいのレベルを求められます。
ただ我々は外国語として中国語を学ぶので、コミュニケーションに支障がない範囲では、発音を考えながら話しても問題はないはずです。
ここでは連想ゲームのように漢字と声調を偏見と屁理屈とこじつけを総動員して、うまいこと頭にたたきこんでいきましょう。
試験や会話中の「あの声調なんだっけ」がきっとなくなるはずです。
中国語の勉強にちょっと疲れた方々の癒しになれればと思います。
ふざけて覚える声調。第38回目は「面包と面条」です。
まずはご覧ください。
「面包」は日本語でパン。面条は「麺」を表します。
そもそも「面」は小麦粉を意味するそうです。それをつつむ(包)とパン。棒状にする(条)と麺になるということでしょうか。
一般的には「面」だけ使う場合は、「麺」を表します。
乌冬面、担担面など。日本での表現と同じですね。
中国系の機内食でも、牛肉面か猪肉面か聞かれました。ジャージャー麺みたいなのが出てきました。
さて、まずは「面」の声調をおさえてしまいましょう。
「面」は4声です。今回は「面包」と「面条」を覚えるので、「面」は麺ではなく小麦粉のイメージと結びつけてみます。
小麦粉をこねる時って、まず叩きつけるイメージがありますよね。
4声も上から下に力強く向かっていくので共通点があります。「面」はその小麦を叩きつけるイメージで4声と覚えましょう。
続いて「面包」と「面条」。「面包」は4声+1声で「面条」は4声+2声です。
今回は双方の食べ方の特徴を使って、それぞれの声調を覚えてしまおうと思います。
パンを食べる時は一般的に手で持って食べます。
もちろん人それぞれですが、この場合顔は前を向いているので、パンの角度は水平に口に入っていくはずです。
1声の声調記号も水平です。パンの食べ方と似ていますよね。
イメージ図
一方、麺を食べる場合はどんぶりに入った麺を上からすすることになります。
麺が口に入るまでの軌道は下から上へ登っていく形になりますね。
下から上へ登っていくのは2声も同じです。これで「面条」との共通点が見つかりました。
イメージ図
今回のまとめ
「面は小麦粉を叩きつけるシーンをイメージせよ」
「面包と面条は食べ物が口に入ってくる軌道と似ている」
それではまた次回。
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