中国語を学習する上で必須である「声調」を覚えるコツを、ふざけながら紹介するコーナーです。
中国語の勉強をする上で、特に難しいと感じられるのは声調の存在ではないでしょうか?
「漢字の読み方を覚えるだけでもたいへんなのに、声調まで覚えていられない」
「ほかの漢字とこんがらがって、なかなか覚えられない」
私は、こういう苦手意識から中国語の勉強を断念してしまう方を多くみてきました。
日本語にもイントネーションの上下はもちろんありますが、「声調」という概念はありません。
なので、漢字ひとつひとつの読みの方のほかに更に声調を覚えるというのは、日本語を母語とする方にとっては慣れない作業なのでたいへんなんですね。
ところがですね。
逆に言うと、この声調さえ簡単に覚えることができれば、中国語の勉強を楽しく効率的に進めることができます。
ここでは漢字の声調を、色々な角度から解釈しつつ連想ゲームのように楽しく覚えられて、しかも忘れない方法を紹介します。
このブログが、より多くの中国語学習者の助けになれれば幸いです。
ふざけて覚える声調。第130回目は「毛巾」です。
まずはご覧ください。
「毛巾」は日本語で「タオル」のことです。繁体字でも表記は変わりません。
声調は「2声+1声」です。
今回は、「毛」と「巾」を別々で覚えてみたいと思います。
①「毛」
「毛」と言えばなんでしょうか。「髪の毛」がいちばん連想しやすいと思いますが、そうすると「发(髮)fà」が「4声」なのでややこしくなってしまいます。
なので今回は「動物の毛」を連想するようにしてください。
「動物の毛」と言うのは危機が迫ったりすると「毛が逆立つ」ということが起こりますね。
この「逆立つ」というキーワードを、下から上に上がっていく「2声」と捉えましょう。
こうすると簡単に覚えられますね。
イメージ図
②「巾」
「巾」は「布 ぬの」という意味です。
ここでは「布でテーブルを拭く」いうフレーズを連想させることにします。
「布でテーブルを拭く」動作は基本的にまっすぐ拭きますね。急いで拭くとそうも言っていられなくなりますが…
この拭くときの「まっすぐ」というキーワードとまっすぐ伸ばす「1声」を繋げてしまいましょう。
これなら簡単に覚えられます。
ちなみに、「テーブル」を意味する「桌子 zhuōzi」と、「拭く」を意味する「擦 cā」はどちらも1声です。
つまり「布でテーブルを拭く」というフレーズの単語はどれも1声なのでついでに覚えてしまってください。
イメージ図
このように
①「毛」と②「巾」を合わせれば「毛巾」の完成です。
今回のまとめ
「毛は逆立つ」
「巾でテーブルを拭く」
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