このブログの基本コーナーである【ふざけて覚える声調シリーズ】は
アルクさんから出版されている「キクタン中国語」に載っている単語の順番で記事を更新しています。
何故なら、私がHSK4級を独学で1発合格できたのはキクタンのおかげだから。
そのキクタンを通して、もっと中国語学習のハードルを下げられたらという思いで私はこのブログを連載をしています。
それではここで、数ある教材の中でなぜ私がキクタンを選んだのか紹介していこうと思います。
キクタンとは
キクタンとは、アルクから出版されている外国語の単語帳です。
英語はもちろん、韓国語、中国語、フランス語などなど、幅広くラインナップされています。
音源と本のセットになった教材で、リズムに合わせて単語を聞くことで、単語を忘れにくくすることが売りなのですが、これがもう効果抜群です。
3年間聞かなくても記憶が蘇る
私の記憶が正しければ2005年頃、中国語ジャーナルという雑誌のコーナーの一つに、「チャンツで中国語」というコーナーがありました。
そのコーナーが「リズムに合わせて楽しく単語を覚えちゃようぜ!」みたいなノリだったので、そのテンションの高さとチャラさに、当時の私はぶっちゃけこんなの効果あるわけないじゃんとナメきっていました。
なので「チャンツで中国語」のコーナーにはあまり注目しておらず、中国語ジャーナルのCDを通しで聞いていた際に、聞き流している程度だったんですね。
それから、中国語の勉強をサボりまくって早3年。中国語に興味を持ってから初めて中国に行く事になりました。
すると空港で中国の雰囲気に触れると突然「チャンツで中国語」で聞いていた単語が蘇ります。
中国語とは3年もまともに接していなかったのに、正確な拼音と声調と共にあの時の単語があの時のリズムのまま頭の中に聞こえてきます。
安全带!(シートベルト)
护照!(パスポート)
信用卡!(クレジットカード)
旅行支票!(トラベラーズチェック)
トラベラーズチェックとか学生時代にどう頑張っても接することのない単語なのにハッキリと思い出しました。
これが、キクタンの効果か!まじナメてた。キクタンまじナメてた。って感じです。
この経験があってから、私が外国語を勉強するときはとりあえずキクタンから入る様になったんですね。
1日8個ずつ覚える無理のないカリキュラム
例えば、キクタン中国語・入門編【準4級レベル】と初級編【4級レベル】では、1日に単語を8個だけ覚えるようにカリキュラムされています。これなら無理なく続けられますね。
物足りない方や復讐として基礎を固め直したい方は、1週間分のカリキュラムを1日で行ったり、目的別に増やしていけばいいので、あらゆるレベルの方におすすめできる教材です。
私の場合は、HSK4級を受けるための復習として利用したので、入門編と初級編は1週間分の単語を1日で覚えました。
こうして、「なんとなく曖昧に雰囲気で覚えている単語」を完璧にするツールとしても役立ちます。
そして、中級編【3級レベル】からは1日に16個の単語を覚えていくようになっているので、このレベルからはペースをあげていく形になっています。
キクタンの真骨頂。リズムに合わせて単語を覚える
名前まんまですが、キクタンの真骨頂はその音源にあります。
キクタンの音源はCDが付属していたり、公式サイトでダウンロードして手に入れます。
本に書いてある順番でリズムに合わせて単語を読み上げていくんですが、これが非常に記憶に残りやすいんですね。
キクタン中国語の場合は、「中国語→日本語→中国語」の順で単語が読まれるので、そのままセットで覚えてしまえます。
さらに「中国語(意味を忘れた)→日本語(思い出す)→中国語(もう一度確認)」というプロセスを踏むので、ど忘れした単語を覚え直すのにも効果的です。
英語のキクタンの場合は「英語→日本語」で終わりなので、この時に改めてもう一度確認する大切さを実感しました。(その代わりキクタン英語はロールプレイをやってくれるので、これはこれで覚えやすくて素晴らしい。)
この様に、キクタンシリーズは外国語を効率よく習得するための方法が、本当によく考えられている教材であると言えます。
聞き流すだけで覚えるのではなく、忘れないようにする
最後に、外国語の教材に対して「聞き流すだけで覚えられるか」という所に注目して選ばれる人が多いと思います。
私の経験になりますが、上でも紹介したようにキクタンはぶっちゃけ聞き流すだけでもある程度覚えられます。
でも、それってすごく効率が悪いんですね。外国語をマスターするということは単語だけでなく文法や発音など覚えることが膨大なので、できれば単語は短時間で覚えてしまいたい。
なので、覚えたことを忘れないために「キクタンを聞き流し続ける」というのが最も効率的なプロセスなのだと私は考えます。
大事なのは何度も聞くことです。これは外国語を習得する上でどうしても外せない作業なんです。
そこで、キクタンは「サクッと覚えられて、しかも忘れにくい」教材なので、効率よく外国語を習得できるというわけなのです。
ここまでキクタン愛を書き綴ってみましたが、いかがだったでしょうか。
外国語を始めるときはとりあえずキクタンから!
きっとあなたの外国語への苦手意識が消え去ることでしょう。
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