中国語を学習する上で必須である「声調」を、ふざけながら覚えようというコーナーです。
声調の習得に反復練習は不可欠です。実際に会話するときは拼音や声調など、考えなくてもすらすら出てくるぐらいのレベルを求められます。
ただ我々は外国語として中国語を学ぶので、コミュニケーションに支障がない範囲では、発音を考えながら話しても問題はないはずです。
ここでは連想ゲームのように漢字と声調を偏見と屁理屈とこじつけを総動員して、うまいこと頭にたたきこんでいきましょう。
試験や会話中の「あの声調なんだっけ」がきっとなくなるはずです。
中国語の勉強にちょっと疲れた方々の癒しになれればと思います。
ふざけて覚える声調。第47回目は「可乐」です。
まずはご覧ください。
「可乐」は日本語でコーラの意味です。当て字ですね。
小学館から発行されている「日中・中日辞典」によれば、「可乐」には「おかしい・おもしろい」という形容詞としての意味も持っています。
コーラのさわやかなイメージともマッチしていますね。ひょっとしたら面白い味という感想から来ているのかなとも思えます。
中国南方航空で「可乐」を頼むとペプシコーラが出てきます。コカコーラを提供してくれる航空会社もあるんでしょうか。
「乐」の字は繁体字にすると「樂」になります。日本で使われる漢字は「楽」ですね。
「可乐」の声調は「3声+4声」です。
今回は「缶コーラ」を飲むまでの一連の流れを使って、声調を覚えたいと思います。
缶コーラを開ける時、プルタブを開けますよね。
プルタブを開ける動作は「プルタブを一旦持ち上げて戻す」という流れになります。
まずはこれを、いったん下がってまた戻る3声とリンクさせたいと思います。
イメージ図
プルタブを開けたらあとは飲むだけですね。ここでも「药」や「味道」と同じ発想で「乐」と結びつけましょう。
関連記事:【ふざけて覚える声調 #32】药
関連記事:【ふざけて覚える声調 #39】味道
食べ物や飲み物を飲みこむと、喉を通っていきますね。上から下に流れていくと取れます。
4声も上から下に音程がおりていくので、喉を通る動きとリンクさせることができます。
イメージ図
これで「可→乐」の順で「3声→4声」となるように、「プルタブを開けて→飲む」という流れがつながりました。
これなら「可乐」の声調を忘れても、コーラを飲む動作を思い出すことで対策できますね。
今回のまとめ
「可乐の声調は缶コーラを飲む動作で思い出す」
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