中国語を学習する上で必須である「声調」を覚えるコツを、ふざけながら紹介するコーナーです。
中国語の勉強をする上で、特に難しいと感じられるのは声調の存在ではないでしょうか?
「漢字の読み方を覚えるだけでもたいへんなのに、声調まで覚えていられない」
「ほかの漢字とこんがらがって、なかなか覚えられない」
私は、こういう苦手意識から中国語の勉強を断念してしまう方を多くみてきました。
日本語にもイントネーションの上下はもちろんありますが、「声調」という概念はありません。
なので、漢字ひとつひとつの読みの方のほかに更に声調を覚えるというのは、日本語を母語とする方にとっては慣れない作業なのでたいへんなんですね。
ところがですね。
逆に言うと、この声調さえ簡単に覚えることができれば、中国語の勉強を楽しく効率的に進めることができます。
ここでは漢字の声調を、色々な角度から解釈しつつ連想ゲームのように楽しく覚えられて、しかも忘れない方法を紹介します。
このブログが、より多くの中国語学習者の助けになれれば幸いです。
ふざけて覚える声調。第148回目は「钢笔と铅笔」です。
「钢笔」は日本語で「万年筆(まんねんひつ)」もしくは「ペン」のことです。繁体字では「鋼筆」と書きます。
「铅笔」は日本語で「鉛筆(えんぴつ)」のことです。繁体字では日本語と同じ「鉛筆」ですね。
「钢笔」も「铅笔」もどちらも声調は「1声+3声」です。
今回は同じ声調なので、セットで覚えてしまいましよう。
ペンをぶち折ってください
「钢笔」も「铅笔」も、同じ形をしていますね。
筆記道具というのは基本的に、「真っ直ぐな棒」の形をしています。
「真っ直ぐ」と言えば「1声」の声調記号と同じですね。
「钢」も「铅」もどちらも1声なので、まずは筆記道具の形と連想させてください。
続いて「笔」の3声です。
3声の声調記号というのは「v」の形をしています。
「棒状のものが折れている」ように見えなくもないですね。
「棒状のもの」と言えば、ペンですね。
はい。これでつながりました。
「ペン(1声)」を「折る(3声)」と考えればいいのです。
こすれば「钢笔」も「铅笔」も「1声+3声」と覚えることができます。
今回のまとめ
「钢笔と铅笔を折る」
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