中国語を学習する上で必須である「声調」を覚えるコツを、ふざけながら紹介するコーナーです。
中国語の勉強をする上で、特に難しいと感じられるのは声調の存在ではないでしょうか?
「漢字の読み方を覚えるだけでもたいへんなのに、声調まで覚えていられない」
「ほかの漢字とこんがらがって、なかなか覚えられない」
私は、こういう苦手意識から中国語の勉強を断念してしまう方を多くみてきました。
日本語にもイントネーションの上下はもちろんありますが、「声調」という概念はありません。
なので、漢字ひとつひとつの読みの方のほかに更に声調を覚えるというのは、日本語を母語とする方にとっては慣れない作業なのでたいへんなんですね。
ところがですね。
逆に言うと、この声調さえ簡単に覚えることができれば、中国語の勉強を楽しく効率的に進めることができます。
ここでは漢字の声調を、色々な角度から解釈しつつ連想ゲームのように楽しく覚えられて、しかも忘れない方法を紹介します。
このブログが、より多くの中国語学習者の助けになれれば幸いです。
ふざけて覚える声調。第152回目は「东西」です。
「东西」は日本語で「もの」という意味になります。
繁体字にすると「東西」となります。
方角を表す「東西(とうざい)」も、中国語では「东西」と書きます。
この二つは「声調の違い」で区別します。
「方角」を表す「东西」の声調は「1声+1声」です。
一方、「もの」を表す「东西」は「1声+軽声」です。
「西」の字を「1声で読むか、軽声で読むか」によって使い分けられるというわけです。
今回は「もの」という意味の「东西」の声調を覚えていきたいと思います。
買い物で売り場から商品がなくなる
「もの」と言えば何が連想されるでしょうか。
「もの」という単語から「買い物」を連想することは難しくないと思います。
中国語でも「买东西」とよく使いますからね。
では、買い物をするシーンをイメージしてください。
商品というのは、ほとんどの場合キレイに陳列されていますね。
これを「1声」の声調記号である「ー」と見立ててください。
「/(2声)」や「V(3声)」や「\(4声)」の声調記号だと1声ほど「キレイ」には陳列されませんからね。
という訳で最初は…
●「东西」→「もの」
●「もの」→「買い物」
●「買い物」→「陳列された商品」
と、連想させてください。
ここまで来ればあとは簡単です。
陳列されている商品を手に取ったら、その商品は売り場からなくなりますよね。
「もの」を意味する「东西」も「西」にあるはずの「1声」がなくなったと言えます。
この「有ったものがなくなる」という側面が共通点になります。
今回はちょっと小細工を弄した感が出てしまいましたね。笑
「东西」の声調を中々覚えられないという方は、ぜひ参考にしてみてください。
今回のまとめ
「东西は売場の商品がなくなるイメージ」
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