中国語を学習する上で必須である「声調」を覚えるコツを、ふざけながら紹介するコーナーです。
中国語の勉強をする上で、特に難しいと感じられるのは声調の存在ではないでしょうか?
「漢字の読み方を覚えるだけでもたいへんなのに、声調まで覚えていられない」
「ほかの漢字とこんがらがって、なかなか覚えられない」
私は、こういう苦手意識から中国語の勉強を断念してしまう方を多くみてきました。
日本語にもイントネーションの上下はもちろんありますが、「声調」という概念はありません。
なので、漢字ひとつひとつの読みの方のほかに更に声調を覚えるというのは、日本語を母語とする方にとっては慣れない作業なのでたいへんなんですね。
ところがですね。
逆に言うと、この声調さえ簡単に覚えることができれば、中国語の勉強を楽しく効率的に進めることができます。
ここでは漢字の声調を、色々な角度から解釈しつつ連想ゲームのように楽しく覚えられて、しかも忘れない方法を紹介します。
このブログが、より多くの中国語学習者の助けになれれば幸いです。
ふざけて覚える声調。第123回目は「肚子と背」です。
まずはご覧ください。
「肚子」は日本語で「お腹」のことです。繁体字でも表記は変わりません。
声調は「4声+軽声」です。
そして「背」は日本語で「背中 せなか」のことです。こちらも繁体字で表記が変わることはありません。
こちらの声調は「4声」です。
今回は「お腹と背中」の声調をセットで覚えてしまいます。
「お腹」と「背中」は、対面に位置していますね。
「お腹」の反対は「背中」と捉えることができます。逆も然りです。
このように「お腹」と「背中」はセットにしやすい単語と言えます。
そんな「お腹」と「背中」に共通するのが、声調が「4声」であるという点です。
「肚子」は「子」が付きますが、これはお決まりのパターンなのでスルーしても支障はありませんね。
つまり、「お腹も背中も両方4声である」と覚えれば簡単に覚えることができるというわけです。
イメージ図
ちなみに「肚子 dǔzi」と「3声」で発音する場合もあります。
この場合は「動物の胃袋」という意味になりますので、ややこしくなったらぜひ、「お腹」と「背中」のセットで思い出してください。
これなら絶対にまちがえませんね。
今回のまとめ
「肚子と背は同じ4声」
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