中国語を学習する上で必須である「声調」を覚えるコツを、ふざけながら紹介するコーナーです。
声調の習得に反復練習は不可欠です。実際に会話するときは拼音や声調など、考えなくてもすらすら出てくるぐらいのレベルを求められます。
ただ我々は外国語として中国語を学ぶので、コミュニケーションに支障がない範囲では、発音を考えながら話しても問題はないはずです。
ここでは漢字と声調を偏見と屁理屈とこじつけを総動員して、連想ゲームのように上手いこと頭にたたきこんでいきましょう。
試験や会話中の「あの声調なんだっけ」がきっとなくなるはずです。
中国語の勉強の息抜きに読んでいただけたらと思います。
ふざけて覚える声調。第87回目は「火车と汽车」です。
まずはご覧ください。
「火车」は日本語で「汽車」のことです。比較的長距離を走る電車も総じて「火车」と言います。繁体字では「火車」となります。
「汽车」は日本語で「自動車」のことです。繁体字でそのまま書くと「汽車」ですが、日本語では「汽車ではなく自動車」なので間違えないようにしてください。
「火车」の声調は「3声+1声」。
「汽车」の声調は「4声+1声」です。
今回は、それぞれの走行距離の差から声調をイメージできるようにします。
「车」の声調は別の記事で紹介しているので、そちらも是非参考にしてください。
関連記事:【ふざけて覚える声調 #86】车
「火车」を利用するときは、遠くへ移動するときに使いますよね。
一方、「汽车」は近くに行くときに使います。
ここでまず「火车は長距離」で「汽车は短距離」と覚えましょう。
続いて、「火」の声調は「3声」です。3声は一度下がってまた上がるので、4つの声調の中で最も長いと捉えることができます。
反面、「汽」は「4声」です。4声は「短く鋭く発生する」という特徴があります。
こうして、「火车」→「長距離」→「3声」が繋がり、
「汽车」もまた、「汽车」→「短距離」→「4声」と繋げることができるようになりました。
これなら間違えませんね。
イメージ図
この方法で覚えたら、もしも「汽车」と日本語の「汽車」の区別がつかなくなっても、声調がヒントになって正確な意味を思い出せることでしょう。
今回のまとめ
「火车は長距離。汽车は短距離」
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