中国語を学習する上で必須である「声調」を、ふざけながら覚えようというコーナーです。
声調の習得に反復練習は不可欠です。実際に会話するときは拼音や声調など、考えなくてもすらすら出てくるぐらいのレベルを求められます。
ただ我々は外国語として中国語を学ぶので、コミュニケーションに支障がない範囲では、発音を考えながら話しても問題はないはずです。
ここでは連想ゲームのように漢字と声調を偏見と屁理屈とこじつけを総動員して、うまいこと頭にたたきこんでいきましょう。
試験や会話中の「あの声調なんだっけ」がきっとなくなるはずです。
中国語の勉強にちょっと疲れた方々の癒しになれればと思います。
ふざけて覚える声調。第25回目は「軽声になる边」です。
まずはご覧ください。
上边は日本語で「うえ」を表し、下边は「した」を表します。
声調はどちらも「4声+軽声」の組み合わせですね。
「上・下」「边」の覚え方はそれぞれ別の記事で紹介しているので、そちも参考にしてください。
関連記事:【ふざけて覚える声調#24】边
関連記事:【ふざけて覚える声調 #7】上午と中午と下午
さて今回の記事は、上边や下边のように方向や場所を表す単語の場合に、「边」が軽声になるところに注目したいと思います。
「軽声は本来の声調でも軽声でもどちらで発音しても構わない」と勝手に解釈していた私でしたが
もちろんそんなはずもなく、しっかりと覚えなければいけないので
ここで私の解釈の仕方を紹介します。
このブログでは、声調記号の形やそのイメージから単語を連想させて声調を覚えています。
「边」の前につく言葉、例えば「上边・下边・外边・里边」のように
「上・下・外・里」だけで方向や位置を表せるので、「边」は添えられているだけと捉えることができます。
「边」の声調を本来の1声で発音すると、その前の「上・下・外・里」で意味と声調を絡めて覚えたのに、更に1声を噛ませることになるとより複雑になってしまいます。
なので「方向や位置を表す边に限り」声調においても「边」は添えるだけ。
というふうに捉えるようにしています。
では、今回はこうまとめます。
「位置を表す边の意味は添えられているだけなので軽声」
こう解釈すれば、きっと1声になる時と軽声になる時の判断がつきやすいはずです。
それではまた次回。
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