中国語を学習する上で必須である「声調」を、ふざけながら覚えようというコーナーです。
声調の習得に反復練習は不可欠です。実際に会話するときは拼音や声調など、考えなくてもすらすら出てくるぐらいのレベルを求められます。
ただ我々は外国語として中国語を学ぶので、コミュニケーションに支障がない範囲では、発音を考えながら話しても問題はないはずです。
ここでは連想ゲームのように漢字と声調を偏見と屁理屈とこじつけを総動員して、うまいこと頭にたたきこんでいきましょう。
声調をど忘れしてしまった時にもパッと出てくるキーワードがあれば、きっと役に立つ場面があるはずです。
中国語の勉強にちょっと疲れた方々の癒しになれればと思います。
ふざけて覚える声調。第15回目は「时候」です。
まずはご覧ください。
「时候」は日本語で「時」を表します。「〜したとき」などの「時」ですね。
声調は2声と軽声の組み合わせになります。
「shiの2声」と言えば、真っ先に「十」が思い浮かぶのではないでしょうか。
せっかく「时」と「十」が同じ拼音と声調ということで、そこら辺から組み合わせてみましょう。
今回も毎度おなじみ漢字の形から声調を探し出す技を使ってみたいと思います。
今回はちょっと無茶をしましたが、大目にみてやってください。
それではこれをご覧ください。
赤く塗った部分。漢字の「十」に見えませんか?
一度でもそう見えたのならもう大丈夫です。「时」と「十」の発音が同じだということは、もう頭から離れないでしょう。
さて続いて「候」なんですが、基本的には4声で発音されます。
ただ、今回のように「时候」の場合は軽声なんですね。なので「时候」でしか通用しない覚え方をしなければいけません。
そしてふときがつきました。4声の声調記号さん。いるじゃないですか。
本来のポジションから外れてはいますが、ちゃんと熟語の中に潜んでいます。
こちらをご覧ください。
いましたね。どうして「时候」の場合は軽声なのかなと思ったら、ここに移動してたからなんですね。これなら納得ですね。
それでは今回の記事をまとめると
「时は十と同じ発音で、候の4声は时に移動しちゃったから軽声」
と、覚えてみてはいかがでしょうか。
今回はとんでもなく無理やりでしたが、これはこれで忘れないでしょう。
ちなみに、「いつ」という疑問代名詞である「什么时候」の「什么」と「时候」はそれぞれ2声+軽声と同じ声調の組み合わせです。一緒に覚えちゃってください。
それではまた次回お会いしましょう。
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